居合術と抜刀術

1、居合とは、一口に言えば『抜き打ちの事』
 刀を鞘の内に納めた状態から、瞬時に敵との間合い内に踏み込みつつらせて
 斬る剣術の事。
 ※ 鞘走らせるとは・・刀を鞘から勢いよく素早く抜くことであり、一番重要な事。
2、抜刀術とは、剣術が特化した呼び方であり、流派の型にとらわれず、刀を 鞘から
 抜いた状態で斬る事を主体とした剣術の事。
 ※ 抜刀道・抜刀術などと呼ばれている。
 【 游神館 】では、居合と抜刀術の双方をやっています。
3、居合術も剣術も時代と共に、巻きわらを斬って鍛錬する事をやめてしまい、斬る
 時の型だけを稽古するようになってしまいました。
 『剣術・剣道・居合と試斬は両輪の如く在れ』と昔から言われてきましたが、
 今では、居合を修練している者で、実践斬り鍛錬している者は殆ど居ません。
 現代居合道・剣術・剣道の高段者でも、巻きわらを斬った事が無い者が殆どです。
4、 経験談ですが、現代居合道、剣道の高段者や、型の剣術の高位の者が、巻きわら
 を斬れない場面を何度もています。
※ 現代居合道・剣術・剣道の高段者と言えど、本当の達人とは言えない所以です。
※何故斬れないのでしょうか?・・・理由があります。
☆・斬る事が出来る居合術・剣術の刀法については
◎ 居合術(道)考察
◎ 日本刀試し斬り研究所
 で、詳しく書いています。