【游神館】では、居合道『伯耆流』を基本に、居合斬りの鍛錬と研究をしています。
居合斬り【游神館】最大の特徴は、単に据え物を斬るのではなく、動きの中(敵に近づき)で、必殺の初太刀で敵を倒すという実践居合を鍛錬しています。
間合いの外から、瞬時に結界に踏み込み、抜き打ち一閃で、巻きわらを両断できるように鍛錬しています。
刀の柄に、手を掛ける刹那…瞬時に鞘走らせて(鞘から抜いて)斬ります。
《巻きわら》は、畳表を巻いただけのそこら辺の巻き藁ではありません。
七分くらいの竹を芯に入れて畳表を巻いており《昔ながらの巻きわら》を再現していますので、斬った時の手ごたえ充分です。
芯竹入りの巻きわらを斬る醍醐味は格別です。
《芯竹入りの巻きわら》斬りこそが、古来の巻きわら斬りであり、剣術(斬り技)派生の源流そのものを実感し体感できます。
現代居合道を修練していても《巻わら斬り》にしろ《竹斬り》にしろ、おいそれとは斬れません。
なぜでしょうか?
現代居合道を修練している大多数の人達は、樋の音をピューと鳴らせて、刃筋を立てて空を斬るだけの手の内は分かっていると思いますが、実際に真剣で《巻きわら斬りや青竹斬り》をしないので、物体を斬る時の手応え(手の内)は分からないのです。
刀で《巻きわらや青竹》を斬る時の感触(手ごたえ)が、どのようなものか全く分からなかったものが《巻きわらや青竹》を実際に斬れば、『茶巾絞り』とか『押し込む』と云う手の内が体感できます。
そうすれば《形だけの居合道と、斬る居合道とは、刀の使い方が全く違う》と云う事がわかるでしょうし、そうすれば直ぐに《巻きわら斬りや竹斬り》が出来るようになるでしょう。
斬りの達人👉=居合道の達人
力強く迫力のある、いにしえの古武道剣術に匹敵する居合道になるでしょう。
《巻き藁や青竹》斬りだけでなく、古流や現代居合道の形も見れます。
活動内容
神社での奉納演武や、各地のイベント・行事などで依頼を受けた際に《巻きわら斬りや青竹斬り》の演武をしております。
平成28年4月には熊本大震災がおきまして、熊本県民の心のよりどころである熊本城も甚大な被害を被りました。
それで【游神館】一同は、被災を被られた方々をはじめ、復興に尽力されている皆様方を、微力ながら『元気付けと、その応援が出来れば良いな』という思いから、熊本城二の丸公園において、《抜刀居合斬り》の気迫のこもった力強い演武を10月・11月・12月中の毎週日曜日に行いました。
その演武を間近に見られた方々から『日本刀で斬るところは初めて見た、良かった、元気が出た』という言葉をいただきました。
復興へ向けて頑張りましょう。